おりもの異常・性感染症
「ちょっと違う」と感じたら、我慢せずにご相談ください
おりものの色や量、におい、かゆみなどに変化を感じることはありませんか?
これらの症状は体からの大切なサインです。
小川産婦人科では、デリケートな悩みにも丁寧に対応し、適切な検査と治療をおこなっています。
このような場合は、お早めにご相談ください
- おりものの色、量、におい、感触に変化を感じたとき
- デリケートゾーンのかゆみや痛みがあるとき
- パートナーが性感染症と診断されたとき
- 性交渉後に気になる症状が出たとき
おりもの異常の3つの原因
生理以外の出血による茶色のおりもの
茶褐色、黒、ピンク色のおりものは、不正出血の可能性があります。子宮・卵巣の異常やホルモンバランスの乱れが原因かもしれません。
体調変化による一時的な異常
膣内には多くの善玉菌がいて、健康なおりものを作っています。体調不良やストレスで菌のバランスが崩れると、おりものに変化が出ることがあります。
性感染症による異常
クラミジア
- 女性に最も多い性感染症
- におい、量の増加、黄色いおりものが特徴
- 無症状のこともあります
カンジダ症
- 真菌(カビ)による感染症
- 性交渉がなくても発症することがあります
- 固形状の白いおりもの、かゆみが特徴
- ストレスや疲れで体の抵抗力が落ちると発症しやすい
淋菌感染症
- 最近増加傾向にある性感染症
- 黄色いおりものやにおいが特徴
- 無症状のこともあります
トリコモナス
- 原虫による感染症
- 黄緑色の大量のおりもの、強いにおい
- かゆみを伴うこともあります
マイコプラズマ・ジェニタリウム
- 性交渉で感染する細菌
- おりもの異常や腹痛の原因に
- 無症状のことも多い
性感染症について
性器クラミジア感染症
女性の性感染症で最も多い病気です。感染後1~3週間でおりものの増加や軽い痛みが出ますが、多くの場合は無症状です。放置すると卵管の閉塞や癒着を起こし、不妊の原因になることもあります。
尖圭コンジローマ
ヒトパピローマウイルス(HPV)による感染症です。陰部にイボができて増えていきます。当院では凍結凝固療法や薬物療法による治療をおこなっています。
淋菌感染症
黄色いおりものや排尿時の痛みが特徴です。女性は症状が軽いことが多く、気づかないまま放置すると重い症状を引き起こすことがあります。
カンジダ外陰膣炎
風邪や睡眠不足などの体調不良時に発症しやすくなります。デリケートゾーンのかゆみやヒリヒリ感、白い酒粕のようなおりものが特徴です。抗真菌剤の治療で通常3~4日で改善します。
性器ヘルペス
陰部に小さな水ぶくれができ、それが破れると痛みを伴う潰瘍になります。発熱を伴うこともあります。薬物療法で、1~2週間程度で良くなりますが、抵抗力が落ちると再発することがあります。
当院では、おりもの異常や性感染症に対して、丁寧な診察と適切な検査をおこない、早期治療を心がけています
検査内容
- おりものの顕微鏡検査
- 細菌培養検査
- 病理検査
- 性感染症検査
治療について
多くの場合、適切な薬剤投与で治療が可能です。市販薬で自己治療すると症状が悪化することもありますので、まずは医師の診断を受けることをおすすめします。
おりものの変化は体からのサインです
デリケートな症状は恥ずかしくて我慢してしまいがちですが、放置すると症状が悪化したり、不妊の原因になったりすることもあります。少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
小川産婦人科では、あなたの悩みに寄り添い、プライバシーに配慮した診療をおこなっています。「その人らしい」健やかな毎日を送るために、お早めの受診をおすすめします。