生理に関係したつらい症状、我慢していませんか
生理のたびにつらい痛みがある「月経困難症」、生理前にイライラや憂うつな気分になる「月経前症候群(PMS)」、さらに症状が強く日常生活に支障をきたす「月経前不快気分障害(PMDD)」。これらの症状は決して我慢するものではありません。
小川産婦人科では、あなたのつらい症状に寄り添い、快適な毎日を送れるようサポートします。
月経困難症とは
- 腹痛や腰痛
- 吐き気やめまい
- 頭痛
- 食欲不振
- 気分の落ち込み
月経困難症の原因
機能性月経困難症
女性ホルモンの分泌バランスの乱れが原因です。特に黄体ホルモンが月経痛を引き起こす物質を増やすことで痛みが生じます。
器質性月経困難症
子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が原因で起こる月経困難症です。20代前半でも発症することがあります。
月経困難症の治療法
鎮痛剤
痛み止めの薬で腰痛や腹痛、頭痛などの症状を和らげます。
漢方薬
体質を改善して複数の症状を緩和します。あなたの体質や症状に合わせて、当帰芍薬散、桂皮茯苓丸、加味逍遥散などを処方します。
低用量ピル(LEP)
月経困難症の治療の第一選択は、「超低用量ピル」。
当院でもしっかり診察した上で安全に超低用量ピルを処方しています。
ピルを服用することで、症状の原因となる黄体ホルモンの分泌をコントロールします。強い痛みがある方も、ピルの服用でほとんどの場合、症状が楽になります。経血量も減少するため、貧血の改善も期待できます。
月経前症候群(PMS)・月経前不快気分障害(PMDD)
生理の3~10日前から始まり、生理が始まると軽くなる症状のことをPMSといいます。特に心の症状が強く出る場合をPMDDと呼びます。生理のある女性の5~10%がPMS・PMDDと言われています。
主な症状
- お腹の張り、腰痛
- 乳房の痛み
- 頭痛
- むくみ
- イライラや不安感
- 憂うつな気分
PMSの原因
ホルモンバランスの乱れやストレスなどが関与していると考えられていますが、はっきりとした原因はわかっていません。
PMSの治療法
ホルモン療法
超低用量ピル(LEP)が第一選択薬です。ホルモンバランスを整えて症状を和らげます。
薬物療法
症状に合わせた薬を処方します。
- 精神的な症状には、抗うつ薬、抗不安薬など
- 頭痛には、頭痛薬
- 腹痛には、痛み止めなど
漢方薬
体質改善と複数の症状緩和が期待できます。当帰芍薬散、桂皮茯苓丸、加味逍遥散などをあなたの体質や症状に合わせて処方します。
その他の方法
- カウンセリング
- 生活習慣の改善(適度な運動、バランスの良い食事)
- ビタミン療法やサプリメント
30代でPMSがひどくなった方へ
年齢やライフステージの変化(妊娠、出産、育児、仕事など)によって、ライフスタイルも変わります。そのため、今までなかったPMSが起こったり、症状が強くなったりすることがあります。
逆に、症状が和らぐケースもあります。つらい症状がある場合は、あなたの年齢や状況に合わせた治療をおこないますので、ぜひご相談ください。
「生理痛は我慢するもの」と思わず、
つらい症状があればお気軽にご相談ください
小川産婦人科では、月経困難症やPMSでお悩みの方に、お一人ひとりの症状や体質、ライフスタイルに合わせた治療をご提案しています。
適切な治療で症状が和らげば、毎月の生理がつらい日ではなくなります。
あなたらしい快適な毎日を送るお手伝いをいたします。