あなたの「妊娠したい」という願いに寄り添います
小川産婦人科では、妊娠を望むご夫婦のさまざまなお悩みに丁寧に対応しています。「自然妊娠が難しいかも」と感じている方、「なかなか赤ちゃんを授かれない」とお悩みの方、お一人で抱え込まずにぜひご相談ください。
こんなお悩みはありませんか?
- 結婚して何年も赤ちゃんができない
- 二人目不妊で悩んでいる
- なるべく自然妊娠を望んでいる
- 生理周期が50日以上で短くならない
- 40歳を過ぎたので諦めかけている
- 体外受精をしているが、良い卵が育たない
- 病院でFSHやE2が高いと言われた
- AMHが低いから妊娠は難しいと言われた
- 子宮内膜症や子宮筋腫があると言われた
- 何度も流産してしまう
- 不育症だと言われた
- 体質改善したいが何をしたらいいかわからない
不妊治療の進め方
まずは原因を知ることから
初めての診察では、まず妊娠に対するご希望や健康状態、月経周期や基礎体温、既往歴などについてお話を伺います。その後、妊娠に至らない原因を探るための検査をおこなっていきます。
主な検査内容
血液検査
女性ホルモン(エストロゲン、卵胞刺激ホルモン、黄体化ホルモンなど)の値を調べます。
AMH検査
卵巣に残っている卵子の目安となる検査です。
超音波検査
卵胞の様子や子宮内膜症、子宮筋腫などの有無を確認します。
卵管造影検査
卵管が詰まっていないかを調べます。
精液検査
精子の数や動きを確認します。
フーナーテスト
精子と子宮頸管粘液の相性を見る検査です。
これらの検査を通して、お二人の状態に合った治療法をご提案していきます。
不妊の主な3つの原因
ホルモンバランスや排卵の問題(内分泌・排卵因子)
ストレスや体重の変化などで排卵がうまくいかないケース
卵管の問題(卵管因子)
卵管が詰まっていたり、クラミジア感染症の後遺症などで卵子と精子が出会えないケース
男性側の問題(男性因子)
精子の数が少なかったり、運動率が低いケース
また、検査をしても原因がはっきりしない「原因不明不妊症」もあります。
不妊治療のステップ
不妊治療は段階的に進めていくのが一般的です。お二人の状態や年齢に合わせて、最適な方法をご提案します。
ステップ1:タイミング法
排卵日を予測して、その時期に性交渉をもつ方法です。基礎体温で排卵日を予測する方法を既に試している方も多いと思います。
当院では超音波検査で卵胞の大きさを確認し、より正確な排卵日を予測します。「本当に排卵されているのか」「タイミングは合っているのか」を一緒に確認しながら進めていきます。
若い方であれば、最低でも3周期、できれば5〜6周期はタイミング法を続けてみることをおすすめします。
ステップ2:人工授精
元気の良い精子だけを選んで子宮の中に直接注入する方法です。女性の体への負担が少なく、自然に近い形で妊娠を目指します。
このような場合に効果的です
- 精子の数が少ない
- 精子の運動率が低い
- 頸管粘液の状態が良くない
一般的には3〜6回程度試みることが多いですが、年齢や状況によって異なります。
ステップ3:体外受精
卵子を体外に取り出して受精させ、できた受精卵(胚)を子宮に戻す方法です。主に次のような場合におこないます。
- 両側の卵管が詰まっている
- 精子の数が極端に少ない
- 人工授精で妊娠しない
体外受精の流れ
- 排卵誘発剤で卵胞を育てる
- 成熟した卵子を採取する
- 採取した卵子と精子を一緒に培養して受精させる
- 胚(受精卵)を子宮に移植する
ステップ4:顕微授精
体外受精の一種で、精子を直接卵子に注入して受精を助ける方法です。精子の状態が良くない場合や、通常の体外受精で受精しなかった場合におこないます。
治療のステップアップについて
同じ治療を続けても成功率が上がるわけではないため、年齢や治療回数に応じて次のステップに進むことも大切です。
特に女性の年齢が上がるほど妊娠率は低下するため、40代の方には早めのステップアップをおすすめすることもあります。
ただし、治療のステップアップは体への負担や通院回数、費用なども考慮して、ご夫婦でよく話し合って決めることが大切です。当院ではご夫婦の気持ちに寄り添いながら、最適な選択ができるようサポートします。
小川産婦人科の不妊治療
当院では2022年4月から保険適用となった不妊治療をおこなっています。検査から治療まで、お二人の状況に合わせた丁寧な対応を心がけています。
不妊に関するお悩みは、一人で抱え込まずにまずはご相談ください。「その人らしい」選択ができるよう、私たちがしっかりとサポートいたします。
大切なこと
不妊治療は時に長い道のりになることもありますが、お二人の気持ちを大切に、一歩一歩進んでいくことが大切です。小川産婦人科は、あなたの「妊娠したい」という願いに寄り添い、一緒に歩んでいきます。まずは一度、ご相談にいらしてください。
大阪市の不妊検査費用助成について
大阪市では、子どもを希望するご夫婦を応援するため、不妊検査費用の一部を助成しています。ご夫婦で早期に不妊検査を受け、適切な治療を始められるよう支援する制度です。
助成の概要
助成額
最大5万円まで
回数
ご夫婦1組につき1回限り
対象
夫婦(事実婚も含む)ともに受けた不妊検査
助成を受けるための条件
- ご夫婦のどちらかが大阪市に住んでいること
- 検査開始時点で妻の年齢が43歳未満であること
- 産婦人科、婦人科または泌尿器科でご夫婦ともに検査を受けていること
- 検査開始から1年以内の検査であること
- 同じ検査について他の助成を受けていないこと
対象となる検査(例)
- 超音波検査
- 内分泌検査(FSH、LH、E2など)
- 感染症検査(クラミジア、B・C型肝炎など)
- 卵管疎通性検査
- 頸管因子検査(フーナーテスト)
- AMH検査(卵巣予備能検査)
- 子宮がん検査
- 風しん抗体検査
- 精液検査
※医師が必要と認めた検査も対象になります
※治療中の検査は対象外です
申請方法
申請に必要な書類をそろえて、大阪市行政オンラインシステムで電子申請するか、郵送で提出してください。
小川産婦人科では、不妊でお悩みのご夫婦に寄り添い、検査から治療まで丁寧にサポートいたします。助成制度を利用して、早めの検査をおすすめします。くわしくはお気軽にご相談ください。